結婚指輪は、二人の愛の証として一生身につける大切なジュエリーです。

だからこそ、デザイン、素材、着け心地など、様々な面において妥協したくないと考えている人も多いのではないでしょうか。

本記事では、「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」を参考に、結婚指輪のトレンドや人気デザイン、そして選び方のポイントを詳しく解説します。

結婚を控えているカップルはもちろん、結婚指輪のリペアを考えている方にも参考になる情報が満載です。

結婚指輪のデザインを選ぶポイント

2024年のアンケートによると、結婚指輪のデザインで重視する点の上位3つは以下のような回答でした。

1. シンプルで清楚なデザインであること：65.0%
2. 流行り廃りのないデザインであること：28.2%
3. 重ねづけができるデザインであること：25.7%

特に「シンプルで清楚なデザイン」が65.0％と1番多く、他の回答を見ても長くつけられるデザインを重視しているカップルが多いことがわかります。

人気の結婚指輪デザインと特徴を紹介

ここからは、人気のデザインを特徴別に紹介します。

オリジナルデザイン

結婚指輪は、大きく分けてオリジナルのもの（手作り・オーダー・セミオーダー）と既製品の2つがあります。

セクシィのアンケート調査によると、結婚指輪を既製品から購入した人は男性（夫）59.0%、女性（妻）59.6%。オリジナルの方法を選択した人は男性40.6％、女性40.0%でした。10組に3～4組がオリジナルの結婚指輪を選んでいることがわかります。

ひと昔前はほとんどの人が既製品のプラチナ×甲丸ストレートの指輪を選んでいましたが、今はデザインのバリエーションが豊富です。

自分らしい結婚指輪を手に入れるために、手作りやオーダーを選ぶ人が増えています。

ミニマルデザイン

最近のトレンドとして、ミニマルデザインの人気が高まっています。

シンプルな中にも洗練された美しさを追求したデザインが注目されています。

細身のリングに小さなダイヤモンドをあしらったものや、マットな仕上げのプレーンリングなどが人気です。

ヴィンテージ風デザイン

クラシカルな雰囲気を持つヴィンテージ風デザインもトレンドの一つです。

アンティークジュエリーからインスピレーションを得たデザインや、繊細な彫刻を施したリングが人気を集めています。

これらのデザインは、時代を超えた魅力を持ち、長く愛用できる点が支持されています。

結婚指輪で人気の素材

素材に関しても、定番のプラチナ以外を選ぶ人が増えているようです。

素材	男性	女性
プラチナ	75.2％	71.9％
ゴールド（カラーゴールド含む）	9.0％	13.6％
コンビ（2種類以上の素材）	5.7％	6.8％

女性に関しては、ゴールドの結婚指輪を選んでいる人が10人に1人以上います。ちなみに、欧米ではプラチナよりもゴールドの方が定番素材です。

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プラチナ

プラチナは耐久性に優れ、変色や変形が起こりにくい素材です。

和名は「白金（はっきん）」であり、花嫁の純潔・純粋を連想させることから結婚指輪の素材として選ばれています。

落ち着いた色合いからどんなファッションにも合わせることができます。

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イエローゴールド

イエローゴールドはパッと目を引く華やかさが魅力です。

黄みを帯びているので日本人の肌色によく馴染み、抜け感のある軽やかな印象を与えてくれます。

ダイヤモンドやルビーなど輝きの強い宝石との相性も抜群です。

シャンパンゴールド

シャンパンゴールドは、ゴールドに銀・亜鉛・パラジウムなどの白色系の金属が混ぜてある貴金属です。

イエローゴールドのような派手さがないため、男性でも抵抗なく身に着けられます。

落ち着いた色合いなので、クラシカルなデザインとの相性が良いです。

ピンクゴールド

ピンクゴールドは、割金に銅が含まれる貴金属です。

ゴールド系統の中でも特に肌なじみが良いと言われており、温かみのあるやさしい色合いが魅力です。

可愛いだけではなく上品さも兼ね備えています。

コンビ

コンビは2～3種類の素材を組み合わせた素材です。

イエローゴールド×プラチナ、プラチナ×ピンクゴールドなど、色の対比や輝きの違いを楽しめます。

リングの重ね付けや、腕時計との相性を考えて結婚指輪を身に着けたい人におすすめです。

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チタン

チタンは軽量で耐久性に優れた素材として、近年人気が高まっています。

金属アレルギーの心配が少なく、お手頃な価格帯も魅力です。

特に男性用の結婚指輪として選ばれることが多くなっています。

結婚指輪に人気の宝石

結婚指輪に宝石をセットしている男性は25.3%、女性は84.8%でした。

その宝石の種類は以下です。

宝石の種類	男性	女性
ダイヤモンド	16.7%	76.3%
ルビー	1.4%	1.4%
サファイア	2.6%	2.1%
その他	4.6%	5.0%
合計	25.3%	84.8%

8割以上の女性が結婚指輪に宝石をセットしており、中でもダイヤモンドが人気です。

ただ、ダイヤモンド以外のサファイヤやルビー、誕生石などを選択する人も一定数いるようです。

ここでは、結婚指輪にセットされることが多い人気の宝石について紹介します。

ダイヤモンド

ダイヤモンドは希少性が高く、輝きの美しさと摩擦やキズに強い点から結婚指輪に選ばれています。

高い屈折率によって強い輝きを放ち、モース硬度（鉱物に対する硬さの尺度）の中で唯一「硬度10」に分類されています。

結婚指輪では、リング幅に収まるメレダイヤ（0.03カラット以下の小さいダイヤモンド）が人気です。

ダイヤモンドにはピンク、ブルー、グリーン、イエロー、ブラックなどのカラーダイヤモンドもあります。

ルビー

ルビーは情熱的な色で女性の美しさを引き立てることから「宝石の女王」とも呼ばれています。

コランダムと呼ばれる鉱物の結晶からなり、赤色を放つものをルビー、それ以外がサファイアと呼ばれています。

コランダムはダイヤモンドに次ぐ「硬度9」の鉱物であり、摩擦やキズに強いため結婚指輪に適しています。

サファイア

サファイアは中世から王族に選ばれてきた歴史があり、気品や忠誠心、貞節を象徴する宝石です。

青色以外のピンク、オレンジ、イエロー、グリーン、パープル、バイオレットなどのサファイアは、ファンシーサファイアと呼ばれることが多いようです。

誕生石

誕生石は生まれ月にちなんだ宝石です。

起源は諸説ありますが、旧約聖書に登場する祭司長の胸当てにはめ込まれていた12種類の宝石がその起源であると言われています。

誕生石を身に着けることで幸せが訪れたり、願いが叶ったりするとされています。

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エメラルド

エメラルドは鮮やかな緑色が特徴的で、「希望」や「幸福」の象徴とされる宝石です。

2024年のトレンドとして、エメラルドを使用した結婚指輪の人気が上昇しています。

自然や環境への意識の高まりを反映し、エメラルドの深い緑色が好まれています。

結婚指輪で人気の形状

結婚指輪で人気のある形状を紹介します。

ストレート

ストレートは最もベーシックな形状です。

リング幅や厚み、外側の形状によって見た目の印象を変えられます。

シンプルでどんな服装にも合わせやすいため、男性、女性問わず人気があります。

S字（ウェーブ）

ライン S字ラインは手元をやわらかく、女性らしく見せる効果があります。

薬指の付け根に添ってフィットするため、手指の水かきが高い人におすすめです。

V字ライン

V字ラインは指を細く長く見せる効果があるため、指の太さや短さが気になる人におすすめです。

ただ指輪を着けなれていなかったり、V字の角度が小さいと着け心地に違和感を感じる場合もあります。

ツイストライン

ツイストは指輪の一部、または全周にねじりが入っている形状です。

リング幅が狭いと華奢で繊細な印象になり、太いと立体感が際立ちます。人とは違うデザインにしたい人、重ね付けも楽しみたい人におすすめです。

インフィニティ

インフィニティは中央で2本のラインがクロスしている形状です。

古代から伝わるシンボルで永遠を意味します。ラインにメレダイヤを並べたり、片方のラインだけに彫刻を施したりなど、デザインの幅が広がります。

モビウスリング

モビウスリングは、ひねりを加えた一筆書きのような形状が特徴的です。

近年のトレンドとして注目されており、シンプルながらも個性的なデザインを求める方々に人気です。永遠の愛を象徴する形状として、結婚指輪に適しています。

結婚指輪で人気の表面加工

結婚指輪の表面に加工を施すことで質感や雰囲気を変えることができます。ここでは人気の表面加工を紹介します。

鏡面

鏡面は最も一般的な加工方法です。

鏡のように光を反射する状態にまで表面を磨き上げます。

素材の色味をそのまま楽しみたい人、指輪の形状をより美しく見せたい人におすすめです。

つや消し

つや消しはあえて光沢を抑える加工方法です。

専用の機械で細かい砂の粒子を吹きかけたり、表面に細かな凹凸を施します。

落ち着いた印象になるため、指輪を着けなれていない男性に選ばれています。

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スターダスト

スターダストは表面を深くカット彫りしてから、無数にキズを着けていく加工方法です。

夜空に輝く星のようにキラキラと控えめに光を反射します。

ツイストラインの片側のみに施すなど、部分的な加工も人気です。

ハンマー

ハンマーは金鎚で叩いて凹凸をつける加工方法です。

叩く力や角度によって立体感や陰影を表現できます。

仕上げを鏡面にすれば指輪の輝きが際立ち、つや消しにすればクラシカルな印象になります。

ブラスト加工

ブラスト加工は、微細な粒子を高圧で吹き付けることで、均一なマット仕上げを実現する方法です。

近年のトレンドとして、このブラスト加工を施した結婚指輪が注目を集めています。落ち着いた質感と、光の当たり方によって変化する表情が魅力です。

コンビネーション加工

2024年は、複数の加工方法を組み合わせたコンビネーション加工が人気です。

例えば、鏡面仕上げとつや消し加工を部分的に使い分けたり、ハンマー加工の上にブラスト加工を施したりすることで、独特の質感と個性的なデザインを実現できます。

人気のデザインの結婚指輪は手作りがおすすめ

結婚指輪は手作りで作ることができます。

結婚指輪を手作りすれば、自分が理想とする人気のデザインを形にできます。

熟練の職人と相談しながらデザインを考えたり、お互いの指輪を手作りすることで、世界に一つだけの結婚指輪を手に入れられます。

手作り指輪で選べる素材や宝石は、ハイブランドと変わらない質のものです。

結婚指輪は日常使いを前提とするからこそ、デザインと品質にとことんこだわるべきです。

既製品やオーダーメイドでは、決まったパターンの中からしかデザインを選ぶことしかできませんが、手作りであれば自分たちで自由にデザインができます。

結婚指輪を単なる買い物で終わらせたくないカップルに選ばれています。

東京で結婚指輪が手作りできるおすすめ店舗を以下の記事で紹介していますので、オリジナルの結婚指輪をお求めの方は参考にしてください。

東京で結婚指輪・婚約指輪の手作りができるお店おすすめ12選！

結婚指輪の予算と相場は？

結婚指輪の予算は、カップルによって大きく異なります。2024年の結婚指輪の平均予算は以下の通りです。

• 男性用：13.7万円
• 女性用：16.1万円

ただし、これはあくまで平均値であり、5万円台の手頃な指輪から100万円を超える高級指輪まで、幅広い選択肢があります。

予算を決める際は、以下の点を考慮しましょう。

• 生活スタイル：日常的に着用するか、特別な日のみの着用かで予算が変わります。
• 職業：手を使う仕事の場合、耐久性の高い素材を選ぶ必要があります。
• 価値観：指輪にかける金額に対する二人の価値観を擦り合わせることが重要です。
• 将来の計画：住宅購入や子育てなど、将来の計画も考慮に入れましょう。

結婚指輪の適切な購入時期は？

結婚指輪の購入は、結婚の半年前から3ヶ月前が理想的です。これには以下の理由があります。

• じっくり選ぶ時間の確保
• オーダーメイドの場合の制作期間の考慮
• サイズ直しなどの調整時間の確保
• 予算の調整や貯蓄の時間

注意点として、試着は必ず行いましょう。着け心地は実際に着けてみないとわかりません。

また、無料のメンテナンスサービスがあるか等アフターサービスの内容を確認することも大切です。

人気のデザインの結婚指輪を手作りするならicci 代官山

「icci 代官山」は、繁華街から少し離れた静かな場所にある隠れ家的工房です。

結婚指輪の手作りプランは1棟貸切のため、ゆったりと想いを込めながら指輪を手作りできます。

プロの職人がサポートしてくれるので、思い通りに希望のデザインの指輪を作ることができます。

結婚指輪の制作時間は約2時間。宝石、文字刻印を施す場合は、いったん「icci 代官山」に指輪を預けて、3週間～1ヵ月後に受け取ることができます。

制作風景を動画や写真で記録してもらえるサービスもあります。アフターサービスは無料なので、定期的にキズや汚れを取って新品同様にできます。お気軽にお問い合わせください！

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また、icci 代官山で手作りした指輪のデザインは以下で紹介していますので、デザインイメージの参考にあわせてご覧ください。

手作り結婚指輪のデザイン集（icci制作実績）